ゴーン氏のキャリア選択に関する古い記事であるが、ちょっとした気づきがあったので紹介。
1. 「場所」から考えるキャリア
ゴーン氏の記事で当時 衝撃を受けたのは、キャリア選択の優先順位として「働く場所」からスタートしている点だった。
「私の場合は、当時は大事な順に①ブラジルで働く②給料が良い③車の関連業界、となり最終的にミシュランを選びました。」(朝日新聞be連載コラム 2008)
周りの仲間の場合は、
1. 興味のある業界 2. 会社 3.場所という順番で道筋をたてるか、
もしくは1. 業界 2. 職種 3. 会社の順に候補を絞っていくケースが多く、ゴーン氏の選択軸は新鮮だった。もっとゆるーくシンプルに考えてもいいんだと思ってしまった。
2 . 海外では意外と「働く場所」を重視する?
日本においては企業が首都圏に集中しているため、一部の層(海外志向 or 地元志向)を除き、キャリア選択の際に「住む場所」はあまり話題にならない。
しかし、海外では「住む場所」は意外と学生の間でホットなテーマである。
例えばアメリカでは地方都市ごとに盛んな業種が存在するため、「住む場所」からのキャリア選択が容易である。また、彼らは特定の土地への執着も強く、「僕は南部育ちだから、南部の企業に就職したい」というような学生も多い。
下記の記事(This Map Shows The Largest Employers in Each State)ではアメリカにおける州ごとに影響力のある雇用先をまとめている。全部マクドナルドになるかと思ったら、意外と色々な企業があり興味深かった。
3. 「働く場所」が選べる時代
私の場合は業種を決めてから場所を決めてしまったのだけど、ライフスタイルを軸にしたキャリアメイクの視点も大事だなと改めて思った。
いまではITインフラも整備され、働き方も多様化しているので、「場所選び」からスタートするキャリアは今後 国内においても増えていくはずである。
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