2010/10/29

僕の妄想癖~シナリオ思考のすすめ~

前回の「キャリアプランは持つな、海図を持とう!」でも触れたが、僕は不確実性の対処方法について関心がある。「如何に想定外な未来から身を守るべきか?」は万人に共通するテーマである。

僕は日常の物事をシナリオで考えるクセがある。プレゼンの前日も、就職活動も、彼女とのデートの前も、僕はいつもリアルな妄想をする。初デートの際も、頭の中で様々なシミュレーションを行って、実際に起こり得るであろう未来を描いていた。

今回紹介するのは日常の不確実性に対処する方法の1つである「シナリオ思考」である。(シナリオプラニングの詳細についてはまた次の機会にでも)ここで論じるシナリオとは「未来の環境がどうなるかを物語の形で体系的に表したもの」である。

重要なのは希望的観測(未来はこうなるはずだという考え)に縛られないことである。つまり楽観的な未来である「シナリオA」だけでなく、現実的なシナリオB、そして最悪の状況であるシナリオCという複数の脚本を用意することが大切だ。

最高のシナリオも最低のシナリオも、現実にはなかなか起こらない。つまり、自分のイベントはその最高(シナリオA)と最低(シナリオC)の間のどこかの道筋を辿るのである。要は最悪の事態を想定し、できるだけ最高に近づけるパフォーマンスをすれば良いのである。

シナリオ思考は未来を正確に予測することが目的ではない。複数の未来(ストーリー)を用意し、それに伴うリスクに如何に備えるか、そしてどのようなアクションを現在するべきか?を考え抜くことが重要である。

2010/10/22

ノミの実験から学ぶ「やる気の出し方」について

昨日はてっぺんの大嶋社長の講演会に行ってきた。テーマは「やる気を出すスイッチの入れ方」であった。てっぺんは「本気の朝礼」で知られており、毎朝従業員は朝礼で自分の夢を語らなければならない。


僕はといえば感情を表に出さない方であり、熱血な人間は少々苦手であるのだが、公演に来て頂いた大嶋社長は大変謙虚な方であり、物腰の低さが印象的だった。

彼は「やる気の出し方」について心理学で有名な「ノミの実験」を事例に挙げられていた。

1. ノミの実験について

ノミは通常2mの高さまでジャンプするそうだ。そのノミに高さ50cmほどの箱を被せると、ノミは天井を破ろうと努力をするが、やがて自分の限界に気づき50cmしか飛ばなくなるそうだ。そのノミは箱をどけても50cmしか飛べなくなるそうである。
つまり「心理的限界」を自分で作ってしまうのだ。しかし飛べなくなったノミを、また飛べるようにする方法が1つだけあると大嶋氏は講演されていた。

それは「自分以上に飛んでいる仲間」の姿を見せてあげることである。つまり違うノミを隣に置き、その違うノミが簡単に1m以上ジャンプするのを見ると、1m以上のジャンプができるようになるのだ。

人間も同様で自分よりも飛んでいる人に会いに行くことが重要である。その際のポイントは飛ぶまでのプロセス(どのようにして飛べるようになったのか?)にフォーカスすることが秘訣であるそうだ。

僕はといえば最近「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」(ニコラス)を読了した直後の講演会であったので、人間の感情の相互的伝染、そして組織のポジティブマインドとネガティブマインドのバランスに関して気付きがあったので、また改めて考えてみることにする。

2010/10/12

国内でも英語力を維持する学習ツール

今回は国内でも英語力を維持するための学習ツールのまとめ。以下10個の英語学習ツールをシェアしてみたい。(随時追加!)

①TED

これは様々な分野の世界中の著名人のスピーチが無料で視聴できるサイトである。英語の字幕は当然表示可能で、中には日本語の字幕が選択可能なものもある。iPadアプリも充実しており、私は電車の移動中はいつも聴いている。


英語のプレゼンの参考にもなる。

②academic earth

アメリカのトップ大学(ハーバードやスタンフォード、MITなど)の講義が無料で視聴できるサイト。TED同様にアカデミックな内容が多い。

③レアジョブ

オンライン英会話サービス。25分129円という爆安さが人気を呼んでいる。無料体験が2回可能。フィリピン大学の学生が運営しているが、彼女らの発音も少し訛りがあるが、あまり気にならない。Speakingの維持には使えるツール。

④Lang-8 

語学学習者向けのSNSサイト。学習中の言語で日記を書くと、その言語を母国語とする人が添削をしてくれる。

私はLang-8でネイティブの友人を作る→スカイプでSpeakingの特訓という使い方をしていた。まずはサイトで外国人と仲良くなること。

⑤iknow!

TOEFL受験中にお世話になったサイト。基礎英語やTOEIC、ビジネス英語などの学習コンテンツが無料で利用できる。毎日のタスクが仕組み化されるので継続できる。GMAT対策もあったような。

⑥The Globalist

"The Globalist" "aims to provide current and up-to-date news analysis and perspectives on wide-ranging global issues that touch all global citizens"というオンライン・デイリー・マガジンだそうだ。

ハーバード大学ケネディスクールの学長だったJoseph Nyeなど、トップクラスの方々が寄稿されてるので、かなり質は高い。

⑦Friends

こちらは有名な海外ドラマシリーズ。映画でヒアリングを練習するのも良いが、日常会話に関してはFriendsが一番リアルな感じ。スラングなどユルイ英語を鍛える際に参考になる。

⑧Chatroulette

以前のエントリでも紹介したCatroulette。ランダムチャットサービスである。世界中の人々とランダムにチャットができる画期的なツール。最近はユーザーの質の低さが目立ち、10回に3回は変態と出会ってしまう。まさにルーレット。
 

これは英会話番組の講師として有名な大杉正明氏とスーザン岩本氏が毎回日本と英語圏の文化や風俗、習慣の違いをテーマに楽しいトークを繰り広げるポッドキャストサービス。大杉氏の絶妙なトークにハマってしまってしまい、最近はランニングの際に聞いている。


英語での議論(交渉、論議、討論、質疑応答)の際の表現集。整理されていて、インプットに最適。「負けない議論」のための一冊。

・まとめ

以上10つのツールのツールをまとめてみたが、案外日本でも英語学習が可能なことに驚いた。高額な英会話教室に通わなくても、低コスト(無料)で英会話はできるし、Lang-8ではライティング対策が可能である。

朝はTEDで講義を聴き、レアジョブで英会話、Lang-8でそのアウトプットを継続すれば、国内にいても留学生並に語学力を上げることができそうだ。