今回の紹介したいのはインド人との交渉の際に悩まされるあの有名な首振りジェスチャーである。
中東系企業の営業担当窓口はインド人が非常に多い。もちろん、契約などの重要事項は中東国籍のスタッフが指揮をとるが、実際にフロントに出てくるのは交渉上手なインド人であることが大半だ。
したがって、中東ビジネスで対インド人対策は極めて重要であり、彼らとの交渉は避けて通ることはできない。
インド人と仕事をして衝撃を受けたのは下記の2つであった。
(1) 独特な訛りのあるインド英語
(2) 首振りジェスチャー
今日紹介したいのは彼らの(2)首振りジェスチャーである。
インドに出張に多い方なら馴染みがあるだろう。あの首を振っているようで頷いているような独特な首の動きである。
ボクは慣れない彼らの動きに悩まされることになった。
このジェスチャーは決して否定を示すものではなく、興味や強い関心を相手に示すものである。
下記の動画で彼らの首降りをみることができる。まさに、この動きだ!
ジェスチャーの意味がわからなかったボクは当初とても困惑した。交渉は上手く進んでいるのに、なぜ最後に彼らは首を降るのか?本心では実は納得してないのではないか?など、フラストレーションを溜めてしまうことになった。
異文化の学ぶ意義のエントリでも述べたが、文化コンテクストの理解を怠ると、無意識に自分の文化のレンズで、物事をみてしまい大きな誤解を招くリスクがある。自戒を込めての学びメモでした。