2010/10/22

ノミの実験から学ぶ「やる気の出し方」について

昨日はてっぺんの大嶋社長の講演会に行ってきた。テーマは「やる気を出すスイッチの入れ方」であった。てっぺんは「本気の朝礼」で知られており、毎朝従業員は朝礼で自分の夢を語らなければならない。


僕はといえば感情を表に出さない方であり、熱血な人間は少々苦手であるのだが、公演に来て頂いた大嶋社長は大変謙虚な方であり、物腰の低さが印象的だった。

彼は「やる気の出し方」について心理学で有名な「ノミの実験」を事例に挙げられていた。

1. ノミの実験について

ノミは通常2mの高さまでジャンプするそうだ。そのノミに高さ50cmほどの箱を被せると、ノミは天井を破ろうと努力をするが、やがて自分の限界に気づき50cmしか飛ばなくなるそうだ。そのノミは箱をどけても50cmしか飛べなくなるそうである。
つまり「心理的限界」を自分で作ってしまうのだ。しかし飛べなくなったノミを、また飛べるようにする方法が1つだけあると大嶋氏は講演されていた。

それは「自分以上に飛んでいる仲間」の姿を見せてあげることである。つまり違うノミを隣に置き、その違うノミが簡単に1m以上ジャンプするのを見ると、1m以上のジャンプができるようになるのだ。

人間も同様で自分よりも飛んでいる人に会いに行くことが重要である。その際のポイントは飛ぶまでのプロセス(どのようにして飛べるようになったのか?)にフォーカスすることが秘訣であるそうだ。

僕はといえば最近「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」(ニコラス)を読了した直後の講演会であったので、人間の感情の相互的伝染、そして組織のポジティブマインドとネガティブマインドのバランスに関して気付きがあったので、また改めて考えてみることにする。

0 件のコメント:

コメントを投稿