2010/10/29

僕の妄想癖~シナリオ思考のすすめ~

前回の「キャリアプランは持つな、海図を持とう!」でも触れたが、僕は不確実性の対処方法について関心がある。「如何に想定外な未来から身を守るべきか?」は万人に共通するテーマである。

僕は日常の物事をシナリオで考えるクセがある。プレゼンの前日も、就職活動も、彼女とのデートの前も、僕はいつもリアルな妄想をする。初デートの際も、頭の中で様々なシミュレーションを行って、実際に起こり得るであろう未来を描いていた。

今回紹介するのは日常の不確実性に対処する方法の1つである「シナリオ思考」である。(シナリオプラニングの詳細についてはまた次の機会にでも)ここで論じるシナリオとは「未来の環境がどうなるかを物語の形で体系的に表したもの」である。

重要なのは希望的観測(未来はこうなるはずだという考え)に縛られないことである。つまり楽観的な未来である「シナリオA」だけでなく、現実的なシナリオB、そして最悪の状況であるシナリオCという複数の脚本を用意することが大切だ。

最高のシナリオも最低のシナリオも、現実にはなかなか起こらない。つまり、自分のイベントはその最高(シナリオA)と最低(シナリオC)の間のどこかの道筋を辿るのである。要は最悪の事態を想定し、できるだけ最高に近づけるパフォーマンスをすれば良いのである。

シナリオ思考は未来を正確に予測することが目的ではない。複数の未来(ストーリー)を用意し、それに伴うリスクに如何に備えるか、そしてどのようなアクションを現在するべきか?を考え抜くことが重要である。

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