2020/05/04

サルサの仕組みを知ること

サルサの曲の構成、仕組みを知ることがソーシャル上達のヒントになるというエントリ。

サルサダンスは即興のダンスだ。女性をダンスに誘えば、リーダーは1曲分のダンスストーリーを組み立てる必要がある。

どんな技を取り入れ、ターンをさせ、いつシャインをするのかを瞬時に考える。この創造的活動がサルサの醍醐味の1つなのであるが、かなり難易度が高い。サルサクラブではどんな曲がかかるかわからないし、知らない曲で踊ることが大半だからだ。

そこでヒントになるのがサルサの仕組みの理解である。他のポップスと同様に、サルサには型があり、それを頭に入れるだけで知らない曲でも即興でダンスをするヒントになる。

一般的にはサルサは5つのセクションで形成される。1. Intro、2. El Tema Princpal、3. Montuno、4. Mambo、5. Outroである。この型さえ理解し、どう踊るかという自分なりの指針があるだけで、ソーシャルはかなり楽になる(という実感がある) 

それでは順番にみていく。

1. Intro
まずメロディが始まる前のイントロだ。ダンサーにとってイントロは曲全体の雰囲気をつかみ、スタイルを決めるヒントになる。

曲調は明るいか、暗いのか、テンポははやいか、遅いのか、ロマンティカなのかなどを感じとり、自分はこの曲をどう踊るのかを仮説で良いので決めてしまう。

2.  EL TEMA PRINCPAL 
日本語でいうとヒラ歌である。このセクションはイントロ、Aメロ、Bメロ、サビの順番にすすむ。歌謡曲の構成に似ていることが特徴だ。

まず、ダンサーはいきなり激しい技からはじめてはいけない。Aメロ、Bメロ、サビに向かうに連れて音楽はエネルギーを持ち始めるので、ダンスのムーブメントもそれとともに徐々に成長させていくことが必要だ。サビに自分のピークをもってくる意識をする。

3. Montuno
Montunoはコーラスとヴォーカルのかけ合いである。ヴォーカルはコーラスにあわせて即興でメロディと歌詞を考えて歌う。

このセクションではメロディやリズムが何度も繰り返されるので、ダンサーは容易に次のメロディを想像できる。つまり、もっともムーブメントの音ハメがしやすい箇所である。

4. Mambo
曲の中でもっとも盛り上がるMambo、つまりホーンセクションだ。トランペット、トロンボーン、サックスなどがバーっとなる。

ダンスの構成においても、最もピークにもっていく必要がある。例えば、パートナーと手を話し、激しいシャインをしたり、フロア映えするスピーディーな技をかけていく。ダンサーの腕の見せ所である。

5. Outro
曲のエンディングである。ダンサーにとって、ダンスをどうパートナーと終わらせるかが決まる大事な場所だ。はじめのイントロとは逆でエネルギーを徐々におとしていく必要がある。

サルサの曲構成とダンサーが注意することをまとめたところで、その理解を深めるためのケーススタディとしてOliver Pinedaのソーシャルをみてみよう。

Oliver Pineda Social 

動画の曲の構成は下記の通りだ

Intro(1:00〜1:12)
Tema Princpal(1:13〜4:18)
Montuno(4:19〜4:54)
Mambo(4:55〜5:30)
Outro(5:46〜6:10)

2人が出会う静かなイントロの入り方、Tema Princpalの中のAメロ、Bメロ、サビに向かうにつれ、ダンスのエネルギーレベルをあげていく様子、Mamboセクションでのシャイン、そしてOutroでエネルギーを徐々に収束させていく様子は上質なソーシャルのヒントになる。

リーダーはダンス技術ばかり目が行きがちだけれども、たった3分間で曲にあった世界観をつくれるダンサーは魅力的だなと。

2020/04/30

サルサとの出会い

3年前にサルサダンスをはじめた。20代後半のタイミングで何か新しいことをはじめたかったのだ。魅力的な30代の男性と、そうでない男性をわける決定的な違いは何か、そこになぜ差異が生まれてしまうのかということを考えていた。30歳というライフステージへの恐れでもあったし、それに対する焦りでもあった。

歳を重ねると、新しいことがへっていく。それでも諦めずに新しいことをキャッチできるか、いくつになっても冒険心と好奇心を持ち続けることができるかが、魅力的な大人になるコツであり、人生を楽しむことにもつながると信じている。

なぜサルサだったのか。それは前日に観た「Salsa!」というフランス映画の影響だったかもしれないし、「東京いい店やれる店」で紹介されていた”サルサを踊れる男性はモテる”というサルサバーの謳い文句にのせられたからかもしれない。すぐに僕は六本木のCaribe(今は閉店)に向かった。

初めてサルサを踊ったのはこの六本木のサルサバーだったが、今振り返ると、実はサルサという音楽自体は20年以上前から身近なものだった。

小学生時代は両親の仕事の関係で、シンガポールで過ごした。当時はマリーナベイサンズももちろんなかったし、一年中夏で四季もないということで、週末を楽しむ娯楽が少なかった。娯楽の少なさに絶望した父は、シンガポールでサルサをはじめたようだ。父の部屋で大音量でながれていたコンガやクラーベのリズム、これが私とサルサの出会いだった。

サルサはNYCのプエルトリコ移民が中心となり作られたペアダンスだ。社交ダンスとの違いは、どちらも男女ペアで踊るが、社交は特定のパートナーを持つのに対して、サルサは1曲ごとに別々の人と踊ることがマナーとなっている。基本的にはショーをのぞけば、サルサは即興で踊る。

軽い趣味のつもりではじめたサルサが、いまではどっぷりハマり、パフォーマンスチームにも所属し、練習漬けの毎日となってしまった。

飽き性の自分がサルサを続けられてるのは、サルサがストック型の趣味であることだ。続ければ続けるほどサルサは上手くなる。究めるにはダンス技術のみならず、楽器の理解、曲の成り立ち、ミュージカリティまで学ぶ必要があり、かなりディープな世界だ。学習の高揚感はまるで語学の習得の達成感と似ている。相性がよかったのかもしれない。

サルサという共通言語を知っていれば、世界中どんな人とも踊ることができることが魅力だ。海外営業という仕事がら、海外出張が多いので、これまでロンドン、ドバイを中心にサルサを楽しむことができている。


このブログでも、今後のエントリでサルサの魅力を伝えられたらと思う。

2020/04/17

気になる8人のサルセーロ

個人的に気になっている8人のサルセーロを紹介。

Fadi Fusion 
即興で楽器の音を表現することが上手いダンサーの一人。高い身体能力と抜群のミュージカリティで、ポストTerryだと勝手に思っている。動画のシャインは必見。いつか彼のミュージカリティのワークショップ受けてみたいなぁ。



 Jorge Ataca
彼はバチャータダンサーだけど、サルサも超一流。「ソーシャルが上手いダンサーといえば Ataca」とKarelが彼を絶賛したとか。強面なルックスなのに柔らかいリード。動画をみていても、彼のタッチの柔らかさが伝わってくるようだ。

Marc AnthonyのVivir mi VidaはOn2でかなり踊りにくいのだけど、動画での彼はかなり気持ちよくKarelを躍らせている。


Nery Garcia
大きくダイナミックなムーブメントが特徴のOn1ダンサー。社交ダンスのようにエレガント。自分はOn1からサルサをはじめたので、当初はNeryの動画を何度もみて研究した。いまでも憧れのサルセーロ。



The dancer Jin 
韓国のサルセーロ。身長と骨格が自分と近いということで、踊る際のスタイルの参考にしている。タメとキレのある360が曲とあっていて気持ちがよい。それにしても、韓国は上手いダンサーが多いなぁ。



Panagiotis 
手技といえば、Panajiotis。変幻自在のスタイルは魔術師ともいわれる。彼のワークショップはかなり難しいことでも有名。動画のお相手のBersyとの音遊びはみていて楽しい。


Yoandy
前回のエントリでも紹介したハバナのYoandy。アフロやルンバをOn2に取り入れるのが流行っているけど、やっぱり彼のダンスをみたら練習したくなる。




Fernando Sosa
サルサといえばこの人。TerryやAdolfo同様に日本でも人気が高い。On2が流行しているけど、彼はひたすらOn1で踏む。男臭いスタイルがかっこいい。ミュージカリティも抜群。





Eddie Torres Jr. 
今のサルサOn2サルサを確立したマンボキング、Eddie Torresの息子。彼は本当にソーシャルを楽しんで踊る。遊び心があって好き。サルサは技じゃない、音を楽しむことが大切ということを彼はいつも教えてくれる。

以上、気になるサルセーロ特集でした

2020/04/15

記憶に残るダンサー

サルサのソーシャルで、時間が経っても記憶に残るダンサーがいる。

サルサは社交ダンスと違って特定のパートナーを持たず、不特定多数と踊る。サルサクラブに遊びにいけば、1日で20人くらいと踊るわけで、それを週2ペースで続けると月に100人以上と踊ることになる。

何百回と踊る中でずっと記憶に残る人がいる。もちろんテンションの相性、場所の雰囲気(もしかしたらルックス)もあるかもしれないけど、ダンス表現にその人の色があると、その3分間のソーシャルは時間が経っても思い出すことができる。あー、あの時 あの人と踊ったなって。

「色」というのは、他のダンサーとの違いであり、悪くいえば癖であり、よくいえば個性である。

昔サルサ仲間から「カウントが聞こえてくる教科書みたいな踊り方をするね」といわれてショックだったのだけれども、まさにこのダンサーの個性というのはそれとは相反するものである。

個性的なダンサーを観察してみると、ダンスのキャリアがドリフト型であることが多い。つまりサルサからダンスのキャリアをスタートせずに、例えばバレエ、社交ダンス、フラメンコ、Jazzなど他のダンスを習っていた人が多い。無意識のうちに昔のムーブメントが出てしまう。

それを癖とよぶひとがいるけど、ボクはその人のダンス表現であり、個性であり、色であると思う。サルサはキャリアを積むと、無駄な動きが削ぎ落とされ洗練される一方で、スタイルが汎用化されてしまう。少しでも自分が大事にしてきた表現方法があれば、自由に取り入れるべきだし積極的に残した方がいいと思う。

Yoandyいうハバナ出身のダンサーがいる。はじめて彼をみたとき、On2で踏んでいるのにユニークな音のとりかたをするなと思ったのだけど、あとあと彼はダンスのルーツはCubanで、あえてMamboにアフロやルンバのムーブメントを取り込んでいることを知った(最近はこのスタイルはかなり流行している)痺れるほどかっこいい。

Yoandy On2 

Yoandy Cuban

自分も相手の記憶に残るダンサーになりたい。3分間であっても、忘れられたくない。自分らしいサルサってなんだろうと考えながら、ベーシックを踏む日々である。はやくコロナ落ち着かないかなぁ。

2020/04/13

ドバイのサルサ事情について

COVID19以前の2019年12月にやっとドバイでサルサを踊るチャンスに恵まれたので、記録としてこのエントリで残しておきたい。

まず、中東サルサ事情だが、イスラムの関係もあり、ペアダンスが発達していない。特に宗教色の強いサウジアラビアでは、社交も含めペアダンスは限定的だ。一方 比較的自由なイスタンブール、UAEのフライジャだったり、カイロでは近年コングレスや大規模なイベントが開催されるほどサルサはブームになっており、徐々に広がっているようだ。フライジャのイベントは毎年盛り上がる。

それでは、今回の主題のドバイのサルサについてだ。


ドバイサルサについて 


特徴1: 欧州からのダンサーが多い

ドバイは中東の中でも人種構成が特殊で、UAE人(エミレティ)は全体人口の10%に満たない。90%は外国人労働者である。サルサクラブのフロアでもその傾向は顕著で、8割は欧州からの赴任者で占めている。

特徴2:  スタイルも欧州ダンサーの影響を受けている 
したがって、ダンスのスタイルも欧州の影響を受けている。バチャータ もセンシュアルだし、キゾンバダンサーも多い。サルサよりもバチャータの方が盛り上がっている。

肝心のサルサはというと、他の国と比較すると十分に成熟していない。スタイルも9割がOn1とCubanであり、On2ダンサーはほとんどみあたらない。

特徴3: キレイな女性が多い 
ドバイサルサの特徴のひとつとして、女性ダンサーがみんなきれいだ。実はエミレーツのCAさんの間でサルサが流行しており、サルサ場も彼女らの誘致のためにドリンクサービス、エントリー無料などでプロモーションをしている。踊れる女性は多くはないのだが、娯楽としてのサルサがCAさんの中で定着しつつあることは嬉しいことだ。

ドバイのどこで踊れるか?
今回 踊るチャンスがあったのは、Ric Banks dance academyが主催している下記のイベント。City WalkのLIMAというBARの2階で、毎週火曜、木曜に開催されている。

ダンスカンパニー主催のイベントなので、踊れる生徒さんが多くいるし、たのしめる。


また踊れる日がきますように。以上、ドバイサルサのエントリでした

2020/04/12

ロンドンはサルサ天国

仕事の関係で、2019年4月から7月までロンドンにステイする機会があり、その際にひたすらサルサを踊ってきたので、今回はロンドンサルサのエントリ。(COVID19の影響で、いまの状況はかなり変化していると思う) 


1) ロンドンサルサのスタイルについて
サルサのスタイルには、On1、On2、Cubanがあるが、ロンドンでは8割がOn1、Cubanである。On1ダンサーには天国のような環境だ。

サルサ手技の天才とよばれたMarioもロンドン市内のBar SalsaではOn1でレッスンをしており、On2レッスンはClosedのクラスのみ。

特に際立っていたのはCubanの存在である。海外の大きなサルサイベントではBachata Room、Kizomba Room、Salsa Roomにわかれることが多いが、ロンドンではCubanの人気があり、Cuban Roomというキューバンダンサー専用のフロアまであった。すごい。


一方、On2ダンサーが少ない。というか、On2を教えるイントラが少なく、その結果、Mamboダンサーがフロアから消えているようだ。なので、ロンドンのOn2愛好家の女性たちは、踊れる男性を求めて、パリまで列車で2時間かけて遊びにいく。パリのソーシャルは世界でもトップクラスのダンサーが集うとか。

ロンドンでOn2を踊るとなると、大型の不定期イベントであるRevolution, Mambo City, Sugar Latino, SOS, Pexava, SCALAなどで少し見かける程度。

定期イベントでは毎週火曜日のFunky MamboがOn2しばりで開催している(日本人イントラさんが主催)

2) サルサ場について
ロンドン市内のBar Salsa, Temple, Fusionは毎晩サルサが踊れる。Bar Salsa、TempleはOn1ダンサーが多く、FusionはCubanが中心。

まず一番敷居が低いのはBar Salsaだが、22:30以降はReggaetonしかかからなくなるので注意が必要(ダンサーはお酒飲まないため、お店が方針変更したとのこと。深夜は完全にクラブ化して踊れなくなるとのこと)
スキルのあるダンサーは月曜がおすすめ。上述のMarioがレッスンをしており、超絶上手いダンサー(生徒)が集まる。

また、クラブはエントリの際にIDチェックがかなり厳しいので、パスポート忘れずに。

3) ロンドンのサルサイベントについて
月に数回程度 ロンドン市内では大型のサルサイベントが不定期で開催される。
ビギナーでも気軽に参加できるのは、El Bembe、SCALA。どちらもソーシャルの前に簡単なレッスンをしているので、ビギナーも多い。中目黒の公民館のような場所で主催しているPexavaというイベントもある。

El Bembe
SCALA
Pexava

キャリアのあるダンサー向けには個人的にはRevolution、Mambo City、Sugar Lationoがおすすめ。個人的にはRevolutionは主催のDJがとてもセンスよく、ファンになってしまい、ステイ時にはかなりお世話になった。
Revolution


サルサは海外生活においてコミュニケーションのフックになるし、続けていてよかった。ロンドンで踊る際は、参考にしてください。

2015/10/10

インド人の首振りの謎

今回の紹介したいのはインド人との交渉の際に悩まされるあの有名な首振りジェスチャーである。

中東系企業の営業担当窓口はインド人が非常に多い。もちろん、契約などの重要事項は中東国籍のスタッフが指揮をとるが、実際にフロントに出てくるのは交渉上手なインド人であることが大半だ。

したがって、中東ビジネスで対インド人対策は極めて重要であり、彼らとの交渉は避けて通ることはできない。

インド人と仕事をして衝撃を受けたのは下記の2つであった。

(1) 独特な訛りのあるインド英語
(2) 首振りジェスチャー

今日紹介したいのは彼らの(2)首振りジェスチャーである。

インドに出張に多い方なら馴染みがあるだろう。あの首を振っているようで頷いているような独特な首の動きである。

ボクは慣れない彼らの動きに悩まされることになった。

このジェスチャーは決して否定を示すものではなく、興味や強い関心を相手に示すものである。

下記の動画で彼らの首降りをみることができる。まさに、この動きだ!


ジェスチャーの意味がわからなかったボクは当初とても困惑した。交渉は上手く進んでいるのに、なぜ最後に彼らは首を降るのか?本心では実は納得してないのではないか?など、フラストレーションを溜めてしまうことになった。

異文化の学ぶ意義のエントリでも述べたが、文化コンテクストの理解を怠ると、無意識に自分の文化のレンズで、物事をみてしまい大きな誤解を招くリスクがある。自戒を込めての学びメモでした。

2015/10/02

アンマンの街中で

ヨルダンの首都 アンマンに到着した。ドバイの暑さと比べれば アンマンは涼しく、過ごしやすい。9月でも30℃前後ということで、人間が住むに適した気温である。夏から秋への季節の変わり目は砂嵐が頻繁に起き、その砂埃から視界が霞む。砂で前が見えなくなるというのは初めての経験である。

中近東という地域は、ボクにとって未知の場所だった。幼年時代は父の赴任の関係でシンガポール、香港に住んだし、学生時代はアメリカにも1年間留学をしていた。ヨーロッパには旅行で何度か出向いた。しかし、中東となると僕の人生との接点がなく、今回が2度目のステイとなった。まさか、仕事でヨルダン出張をしようとは学生時代は想像もしていなかったことである。

モスクからアザーンが聞こえる。ドバイに赴任している友人が、いつも慣れないアザーンの音で起きてしまうという話を聞かされていたが、実際に街中で聞くのは初めての経験だ。アザーンがまるで音楽のように、街に馴染んでいる。異国情緒とでもいおうか、アンマンの遺跡のような街並みの中でアザーンを聞いていると、まるで遠い地の果てまで来てしまったかのような気持ちになるのだ。

ヨルダンはシリア、イラク、サウジと囲まれているため、常に近隣の地政学リスクに影響を受ける国でもある。いまはシリアやイラクからの難民支援で政府の財政が逼迫しており、今後の経済の見通しも不透明であるようだ。

前回 訪問した今年の6月と比較すると、街の景気は上向いているようだった。今年の頭にヨルダンのパイロットがISによって殺害されるなどの事件が起きたが、それ以降は目立ったテロも起きておらず、街の消費者心理も徐々に上向いているように感じた。

2014/12/11

海外営業の仕事内容について

海外営業の仕事内容について簡単にまとめてみる。(業界によっても営業のスタイルが異なるため、参考までに。)

海外営業というと世界を飛び回る派手なイメージがあるが、顧客との言語と文化が異なるだけで、基本的には国内営業で求められるスキルとあまり変わらない。

しかし、国内営業でもB to Bなのか、B to Cなのか、直販なのか、代理店営業かなどで「営業」といっても多種多様であるように、海外営業においても様々なスタイルがある。

弊社の場合は、海外代理店を通して拡販活動をしているため、「代理店営業」に分類される。その中でも、すでに既存の販売網がある1) ルート営業と、新たな市場を開拓する2) 新規開拓営業がある。今回はこの2つのスタイルについて紹介したい。

1) 海外ルート営業について

海外代理店との既存の販売網があるため、如何に顧客との関係を維持し、売上を伸ばしていくかがポイントになる。

主な業務の流れは1) 代理店への製品の提案、2)見積、3)受注、4)代金回収、5)船積み(出荷)という手順を踏む。

また、1ヶ月に1度の海外出張があり、代理店への定期訪問、打ち合わせ、新製品情報の紹介、情報交換、市場調査がある。代理店との接待も多い。特に欧州担当は一度の出張で何カ国も周るケースが多いので、体力的にもハードである。

2) 海外新規開拓営業について

未開拓のエリアの市場で販売網を構築することが求められる。

販売網を確立するために、信頼ある代理店を見つけることが始めのステップになる。業務の中心は販売会社へ自社製品の取扱いの打診、製品の紹介、代理店契約をまとめるまでである。展示会などを活用し、引き合いのあった代理店とコンタクトをとるケースをも多い。

ルート営業と比較すると、新規開拓営業では総合スキルが求められる。英語での価格交渉、プレゼンスキルはもちろん、契約書の知識、市場知識などが要求される。マネジメント経験もあるレンジの上の人が担当することが多い。

また、海外への長期出張が多く、一年の半分を海外で過ごすこともある。出張先もアフリカなどの発展途上国が多く、体力が求められる。

3) 海外営業のキャリアについて

1)ルート営業で基礎を身につけたあと、2)新規開拓営業としてキャリアを積むケースが多い。また、ある市場に特化した「スペシャリスト型」、いろいろな国での経験を積んだ「ジェネラリスト型」の海外営業がいる。

スペシャリスト型では、特に中国や中近東地域など、特殊な市場を経験した担当者に多い。経験を積めば積むほど、市場知識や現地とのコネクションがストックされるため、社内からの重宝される。また、スペシャリスト型→マーケティングのキャリアパスも存在する。

私自身は、中近東エリアからのスタートなので、市場に特化したスペシャリスト型でキャリアをドライブするのも悪くないかなーと思ってみたり。

以上、海外営業の仕事内容についてのエントリでした。

2014/10/27

仕事のトラブルについて

久々に前職の同期と再会した。私のキャリアチェンジ後だったこともあり、もっぱら仕事の話が中心だった。

昔の話をすると、私は半導体商社のプロダクトセールスとして社会人のスタートを切った。後述するけれど、日々の仕事はとても苦労が多かった。。。

同期と話をする中で、仕事をする上での大事な気づきがあったのでメモとして残したいと思う。

ある同期から下記のような質問を受けた。

「会社変わったらしいけど、新しい仕事をする中で、どのようなトラブルが日常的に起きて、それに対してどのようなバリューを出すことが求められるの?」

電子部品業界らしい質問だなと感じてしまったが、これは仕事をする上で大事なヒントを与えてくれる。

この教訓について話す前に、"電子部品業界はトラブルがつきもの"という話から始めよう。

私が携わったプロダクトセールスの業務範囲は、海外からの電子部品の仕入れ、国内顧客への提案、販売までが求められた。

お客さんへの提案から量産注文を受けるまで様々な問題が次々と起こる。

品質問題、納期トラブル、販売先からのコストダウン要求、納品後の不具合と多岐にわたり、日々 仕入れ先、お客さんとのトラブルシューティングに追われる。

ここで始めの質問に戻りたい。

「仕事をする中で、どのようなトラブルが日常的に起きて、それに対してどのようなバリューを出すことが求められるのか?」

同期が気づかせてくれたのはトラブルがあるから、自分のバリューがだせるという大事な視点である。
自分がいなくても、仕事が順調に進むのであれば、自身の存在価値はゼロだ。

トラブルが起きるから、仕事は面白い。(逃げたくなるけども。。。)

常にProblem Solverとしての視点を持ちたいという彼らがカッコよくみえた。

自分も負けないようにがんばろう。

2014/06/21

キャリアドリフトという選択について

先日参加した勉強会は「キャリアドリフト」のケースだったので、いろいろと学びをアウトプットしてみる。

1. キャリアドリフトとは?
“Drift”とは漂流するということ。長期目標から逆算してキャリアを積み上げていくのではなく、出会いやチャンスを柔軟に受け入れながら、キャリアを形成していく考え方である。

スポーツ選手などは幼年期に一つの目標を定め、ゴールから逆算していくケースが多いが、キャリアドリフトはそれとは真逆の考え方である。ジョブスのConeecting the dotsの考え方にアプローチが近い。
スポーツ選手型、また②同業種転職型は一つの分野に時間を投資し、プロフェッショナルを目指していくタイプ。

マルコム・グラッドウェルの「天才の作り方」ではプロとして才能を発揮するには10000時間の練習が必要とのことだが、この実践者も①に分類される。

③キャリアドリフト型は、人との出会いや外部のチャンスをキャリアの転機とみなし、たとえ自分の専門外であってもとリスクをとりながらキャリアを形成していく。

個人のキャリアの8割は偶然の結果という研究結果にもあるように、周りを見渡しても③のようなアプローチを無意識にとっている友人も多く見受けられる。

2. キャリアドリフトの時期について
キャリアドリフトの時期は20 代に限定するべきだ。

確かにドリフトを繰り返し、いろいろな職種、働き方に触れることで、自分の方向性、向き不向きなどがみえてくる。

ただし、ドリフトのリスクは「専門性がストックされない点」にある。
気づいたときには、自分のコアスキルが形成されておらず、市場で淘汰されてしまう。

したがって、ドリフト時期を自分の中で限定しておくのもポイント。

20代はトライアンドエラーを繰り返し、自分の勝負分野を決める。そして30代で自分のコアスキルを形成していくというアプローチが現実的だと思われる。

3. キャリアドリフトのタイミングについて
ドリフトのトリガーは下記であることが多い。

①   チャンスにめぐりあったとき
②   仕事に違和感を感じたとき、大きな失敗をしたとき

私も社会人4年目にしてすでに2社目のキャリアであるが、過去を振りかえると転機は①②の複合的な要素が強かった。特に"①チャンス"に関してはいろいろと苦い経験がある。

まず、"チャンスは貯金ができない"ということだ。チャンスのタイミングは自分で選ぶことができない。

海外担当部署で社内公募が出た、エージェントからいい求人を紹介された、だとかトライできるチャンスは突然やってくる。自分のスペックと条件のギャップがある場合、Applyすることもできないし、準備をしている間にチャンスはすぐに去ってしまうものである。

常にチャンスに備えて普段から自己投資をするということも重要な要素である。

自身のキャリア論については、昔 「キャリアプランは持つな、海図をもとう!」でも触れたけれども、当時書いた"チャンスに備えておく"というポイントだけは外れてなかったなと思う。

以上、キャリアドリフトについてでした。

2014/06/04

「場所」から始めるキャリア選択

就活時代に大切にしていた記事がでてきた。

ゴーン氏のキャリア選択に関する古い記事であるが、ちょっとした気づきがあったので紹介。

1. 「場所」から考えるキャリア

ゴーン氏の記事で当時 衝撃を受けたのは、キャリア選択の優先順位として「働く場所」からスタートしている点だった。

「私の場合は、当時は大事な順に①ブラジルで働く②給料が良い③車の関連業界、となり最終的にミシュランを選びました。」(朝日新聞be連載コラム 2008) 

周りの仲間の場合は、
1. 興味のある業界 2. 会社  3.場所という順番で道筋をたてるか、
もしくは1. 業界 2. 職種 3. 会社の順に候補を絞っていくケースが多く、ゴーン氏の選択軸は新鮮だった。もっとゆるーくシンプルに考えてもいいんだと思ってしまった。

2 . 海外では意外と「働く場所」を重視する?

日本においては企業が首都圏に集中しているため、一部の層(海外志向 or 地元志向)を除き、キャリア選択の際に「住む場所」はあまり話題にならない。

しかし、海外では「住む場所」は意外と学生の間でホットなテーマである。

例えばアメリカでは地方都市ごとに盛んな業種が存在するため、「住む場所」からのキャリア選択が容易である。また、彼らは特定の土地への執着も強く、「僕は南部育ちだから、南部の企業に就職したい」というような学生も多い。

下記の記事(This Map Shows The Largest Employers in Each State)ではアメリカにおける州ごとに影響力のある雇用先をまとめている。全部マクドナルドになるかと思ったら、意外と色々な企業があり興味深かった。

これだけ地域によって企業のバラエティが富んでいると、キャリアメイクの際に、1. 住みたい場所、2. その地域で盛んな業界、3.職種 というような決め方も戦略的にはありだ。

3. 「働く場所」が選べる時代

私の場合は業種を決めてから場所を決めてしまったのだけど、ライフスタイルを軸にしたキャリアメイクの視点も大事だなと改めて思った。

いまではITインフラも整備され、働き方も多様化しているので、「場所選び」からスタートするキャリアは今後 国内においても増えていくはずである。

2014/06/01

中国の若者、80后(バーリンホウ)の特徴について

「80后(バーリンホウ)」という言葉を聞いたことがあるだろうか。

80后という言葉だけで一冊の本が出来てしまうほど面白い分野なので、とても一言では纏めることが出来ないが、今日は簡単に彼らの特徴について触れてみたい。

1. 中国における80后(バーリンホウ)とは何なのか?

80后とは80年以降に生まれた世代を指す。日本では団塊世代、ゆとり世代など世代でカテゴライズすることが多いが、中国では地域間における違いが顕著であることから、あまり世代論が生まれてこなかった。

しかし、近年では「80后」は中国を語る上で、切り離すことのできない。
70年代、80年代で中国で何が起き、どのように80后という世代が形成されたのであろうか。

タイムスリップをして、中国の歴史を振り返ってみたい。

1976年 文化大革命終了
1978年 改革開放政策開始
1981年 ペプシ 中国市場進出 
1987年 ケンタッキー 中国市場進出(北京 一号店オープン)
1990年 マクドナルド 中国市場進出(深セン 一号店オープン)

つまり、80后の若者は改革開放政策後に生まれた世代であり、幼年時代から外国の文化、外国製品に影響を受けてきた。70年生まれと比較すると、海外トレンドに敏感で、ネットを使いこなし、消費も活発なのである。

2. 80后の特徴について

中国の若者研究で知られる原田氏は、80后の特徴を下記の通りまとめている。

・市場経済とともに育った世代であること
・一人っ子が多く、わがままな傾向がある
・高学歴が多く、ホワイトカラーで働く人が多い。留学組の海龟も多い。
・ITリテラシーが高く、ネットで情報を発信をする

上記のように、ライフスタイルもあまり日本の若者とあまり変わらない。
私たちがFacebook、Twitter、LineなどのSNSでコミュニケーションをとるのと同様に、80后も中国のLineであるWechatやミニブログのWeiboで情報を発信する。

私のWechatはこんな感じ。
Wechatを始めて1年半が経過したが、彼らとの交流はとても楽しい!レストランに入れば、食べ物の写真をとり、ネット上でコメントをし合う姿は日本の若者のようである。

3. 企業にとっても80后な重要なターゲット

消費の活発な80后はすでに2.5億人に達しており、中国市場を開拓する企業にとっても大きなボリュームゾーンとなっている。

そのため、如何に彼らを市場に取り込み、自社製品のファンになってもらうかがキーといえる。

以上、80后に関するエントリでした。

2014/05/31

社会人のための語学学習について


過去の経験上、外国語ができるようにならない理由は下記2つであった。

1) 勉強法が適切ではない
2) 勉強量が足りない。

今回は1)の勉強法に関するエントリである。アラビア語、中国語であっても 語学学習には共通するコツがあり、正しい勉強をすれば誰でも上達する。
下記の通り、勉強法をまとめてみたい。

Step1. 勉強の目的を明確にし、学習のスコープ(範囲)を絞る

語学の学習に終わりはない。ネイティブレベルを目標にすれば、人生の半分は語学学習で終わってしまう。語学は単なるツールにすぎないのに、それらに多大な時間を費やすのはもったいない。

まずは自分の目的に合わせて、勉強するスコープ(範囲)を決めよう。

例えば英語であれば、海外との電話応対をするためなのか、プレゼンをするためなのか、家族との海外旅行なのか、英語面接の突破なのか、もしくは女性を口説きたいからなのか、これらを明確にする。

ポイントは細かくスコープを絞ること。

電話応対でも、先輩社員に海外からの電話を取り次げばいいのか、英語で納期回答ができればいいのか、価格交渉をすることが必要なのか。目的によって使う英単語も異なるため、よりシチュエーションを狭く設定した方が貴重な時間を無駄にしなくてすむ。

Step2. フレーズを丸暗記

勉強のスコープを絞ったら、関連フレーズを丸暗記しよう。

もし目的が「海外からの電話を先輩社員に取次ぐこと」
であれば、書店にいって電話応対のフレーズの書籍を3〜5冊ほど購入する。ここでも、すべてのフレーズを覚えるのでなくて、自分の目的に沿ったフレーズだけをピックアップし、気合で頭に叩き込もう。

暗記の仕方も、ただ”意味がわかる”というレベルではなくて、瞬時にフレーズを発信できるまで練習しよう。反復あるのみである。

ちなみに、私はEvernoteにフレーズをまとめている。
電話バージョン(英語)はこんな感じだ。


覚える際のポイントは、世界と言葉をつなげようとすること、つまり実際に使う場面を想像しながら声に出して覚えることが上達のコツだ。

Step3. 暗記したフレーズはすぐに使ってみる

暗記したフレーズをアクティブレベルまで引き上げるにはOutputが不可欠だ。覚えたフレーズはすぐに使ってみる。

普段 仕事で英語を使う機会のある人は、そこで使えばいいし、現在 留学中の恵まれた人は思う存分 現地でアウトプットしよう。

日本にいても語学を使う機会はたくさんある。中国語であればWechat、Weiboがあるし、英語であればオンライン英会話が充実している。

基本ステップ1〜3のサイクルを回していけば、必ず語学は上達する。

応用編 . 自分に関する1分間スピーチを作成する

フレーズを覚えただけでは、外国人との飲み会、パーティー、デートだとかに対応できない。フレーズで簡単なコミュニケーションはできるけれども、ディープな会話ができない。。。そんなときは「自分のことに関する1分間スピーチ」を作成しよう。

例えば趣味、出身地、愛読書、スポーツ、旅行経験、好きな映画、 好きな食べ物、自分の専門分野についてなどなんでもいい。 ビジネスパーソンであれば「自分が過去に何をしてきて、何に現在 問題意識があって、将来 何がしたいのか」を3分間で語れるとかっこいい。

語学はツールであり"話すコンテンツ"がすべてなので、発音がダメダメでも、相手から"この日本人は面白い!"と思わせたら目標達成である。私も引き続きがんばります。。。

以上、語学学習に関するエントリでした。

2014/05/29

海亀の行方について

留学時代に購入した本をパラパラみていたら、久々に海亀(Haigui)という単語が目に飛び込んできた。

本書では中国でイノベーションが起きやすい要素の一つに、「海亀が人材資源として機能していたこと」を挙げている。

今日は海亀の現状と彼らの行方について追ってみたい。

1. 中国における海亀とは?

中国語の"海外から戻る"という意味の「海帰(haigui)」の発音と、
「海亀(haigui)」が似ていることから、海外留学し自国に帰国する若者を海亀と呼んだ。
 海亀は海外で学んだ最先端のビジネスモデル、テクノロジーを自国に持ち帰ることから国内労働市場から貴重な人材として受け入れられた。

国内で起業する若者も多く、Baiduなどの検索サイトも海亀から生まれた。

中国経済の発展、イノベーションの裏には彼らの存在があったのである。

 2.  海亀は海帯(haidai 昆布)と化している現状

Economistの記事によると、最近では海亀は労働市場において力を失ってしまったようである。

景気後退、国内組の熾烈な就職戦争などにより、中国に帰国しても就職先がなく、就職浪人する学生が増えている。

最近では仕事が見つからない海亀を、海帯(haidai 昆布)と呼ぶことがある。(中国語の「待dai」を同じ発音の「帯dai」と置き換えた言葉)

現在は中国国内でも有力MBAが増えているし、国内で学んだ学生の方がアメリカ帰りの海亀よりも、中国市場に精通していることや、また企業文化についても合いやすいため、企業は国内学生を優遇しているとの声もある。

3.  海亀、海帯は世界で職を求めている

上記の現状から、最近では海外の大学を卒業したあとも、現地に残るケース、また母国以外で仕事を探すケースが増えている。

この現状は我々日本人にとっても、他人事ではない。

彼らは中国国内よりも年収を高く提示する日系企業にも就職先を求めて、門をたたいている。

日本の労働市場においては、「日本語」という壁で守られているものの、労働マーケットにおける彼らとの椅子取りゲームはすでに始まっている。

以上、海亀に関するエントリでした。

2014/05/28

市場が成熟するとカラフルな製品が増えるけど?

近年カラーマーケティングが注目を集めている。

Samsungは昨年度、UAE向けにブラウンゴールドのiPhoneを投入したし、タイでは家電メーカーがカラフルな色物家電で市場を開拓している。

一般的に市場が成熟化すると、製品の機能的な価値以外に、色やデザインなどの感性的な要素で付加価値をつける傾向がある。

 海外マーケティングにおいて、カラーの要素はどのような影響があるのだろうか。

まずは代表カラーの赤を例に考えてみよう。

1. 中国人の赤、アラブ人の赤は異なる?

一般的に中国人にとっての赤は、人気カラーの代表色である。

おめでたい色、金運をもたらす色、政治の色、情熱の色などといわれてきた。

ただし、国によってイメージや印象は全く異なる。

例えば、アラブ人にとって赤はあまり好まれない。一般的に赤は彼らにとって血、危険、悪などネガティブなことを連想させてしまうのである。 

2. 色の嗜好は時代によって変化する?

中国で人気の赤だが、最近は彼らの嗜好が変化している。
調査会社のエー・アイ・ピーによると、現在人気のトレンドは青であるようだ。


欧米や日本発の流行、韓国ドラマなど、外部からの影響によって色の好みが変化することが多い。

3. 効果的なカラーの選定条件

しかし、上記の調査においても、中国では今もなお、赤は根強い人気がある。

どの国でも、昔から人気のある代表カラーがあり、それらは当然 色の選定の際には重要である。例えば、サウジアラビアやエジプトでいえばゴールドである。

カラーの選定のポイントをまとめてみた。

選定の際の構成要素としては、1. 基本的な国の嗜好カラー、2. 流行トレンド、3. 競合他社と差別化になるような特徴カラーを考慮し、色を選定するのがポイントかと。

色によるマーケティングは関心分野の一つなので、今後も中近東、中国市場を中心にフォローしていく予定。

以上、カラーマーケティングに関するエントリでした。